化粧品は、楽天ラクマでも人気の商品です。不要になった化粧品は、開封後のものでも出品し販売できます。売れれば新しい化粧品の購入資金にできるため、いらなくなった化粧品は楽天ラクマに出品すると良いでしょう。
そこでこの記事では、楽天ラクマで化粧品は高く売れるのか、売れやすくするコツ、そして出品する際にどのようなことに注意すべきかについて解説していきます。
化粧品は高く売れるのか?
楽天ラクマでは、開封後の化粧品でも定価の8割~9割の高価格で売れることもあります。どのような化粧品が売れるのか、具体的に見てみましょう。
ブランドコスメ
フリマアプリでも多く出品され人気があるのが、ブランドコスメです。例えば、LUNASOLアイシャドウパレット4色は定価6,800円ですが、楽天ラクマに出品されているものを見ると、およそ1,500円~4,000円(定価の2割~5割)の価格帯で出品されています。
使用回数や残量、状態によって値段は違いますが、残量は7割~9割、または1回~数回程度使用した商品が売れやすい傾向です。特に新品・未使用品・未開封品は、定価の8割~9割で売れる可能性があります。
試供品
気になるものをちょっと試してみたい人や、旅行の予定がある人に需要が高いのが、試供品です。価格帯は300円~1,000円程度で、個数やブランドによって変動します。スキンケアやファンデーションなど、少量から試したいものなどが売れやすいようです。
限定品
化粧品にはおしゃれなデザインが多く、美容コレクターが探していることがあります。特に季節限定やコラボ限定ものなどのような、販売終了して手に入りにくいことは強みです。こうした限定の化粧品は、状態が良ければ高く売れるかもしれません。
価格帯は2,000円~5,000円程度と幅が出ますが、ものによっては1万円以上の値段で売れることもあるため、もし手元にあれば出品してみると良いでしょう。
化粧品を売れやすくするコツ
化粧品を出品するなら、売れやすくなるコツをつかんでから出品しましょう。化粧品の出品でおさえるべきコツを4つ紹介します。
全体的にきれいにする
化粧品の汚れは丁寧に拭き取り、鏡はよく磨いてから送ります。特にチップやパフ、ブラシは洗剤でよく洗ったものを送るか、付けずに送ると良いでしょう。一度他人が直接肌に使用したチップなどは、衛生面に問題があると考える人もいるからです。
なかには、100円ショップなどで安く売られているチップやパフの新品を、希望する人に付けて送るなどの工夫をしている人もいます。付属品の扱いをどうするか、説明文にあらかじめ記載し、商品画像にも掲載しておくのがおすすめです。
購入時期、開封時期を記載する
化粧品は長期保管ができるとはいえ、品質が保証されるのは未開封で3年が目安です。そのため購入時期や開封時期を気にする人は多く、購入と開封が最近であるほど高く売れる傾向にあるため、わかりやすく記載すると良いでしょう。
ただし、購入と開封から時間がたっていなくても状態が悪ければ、皮膚のかぶれや荒れを引き起こしトラブルになる可能性があるため、出品は控えてください。
プチプラ化粧品や試供品はまとめ売りを検討してみる
100円ショップやドラッグストアで購入できるプチプラの化粧品や、コスメブランドでもらった試供品などは、バラ売りで出品もできますが、単品では売れにくい傾向にあります。複数の化粧品や試供品などを合わせて、まとめ売りも検討してみましょう。
使用したものでも量を増やしお得感を打ち出せば、売れやすくなります。ライン使いできる化粧品や試供品をまとめれば、商品単価を上げて送料を抑えられるのでおすすめです。
効果効能は書かない
化粧品の出品では、商品のタイトルや説明文に、薬機法(旧:薬事法)に抵触しない書き方をする必要があります。規制の対象は、企業だけではなく個人も該当するため、出品時は注意しましょう。
以下はNG表現の例です。
- 美白
- アンチエイジング
- 若返り効果がある
- ニキビが治る
- シワが消える など
出品の手順(各ステップで気を付けるべきポイントや便利機能の紹介)
実際に楽天ラクマで化粧品を出品してみましょう。出品ページの良さで売れるか売れないかが決まるため、出品作業は重要なポイントです。出品するときに注意すべきポイントや、便利な機能を紹介します。
出品できるか確認する
化粧品の種類によって楽天ラクマで出品できないものがあるため、出品前に確認する必要があります。
<出品できない化粧品>
- 手作りコスメ・テスター・小分け販売・個人で海外輸入した化粧品など、日本語の法定表示事項を確認できないもの
- 偽ブランド・レプリカ・模造品
- 薬機法に抵触する化粧品類
- 製造番号・製造記号・成分表が記載されていない化粧品類
日本語の法定表示事項を確認できる化粧品は、出品が可能です。法定表示事項には、以下の項目があります。
<法定表示事項>
- 商品の名称
- 製造販売業者の氏名(又は名称)
- 製造販売業者の住所
- 配合されている全成分の名称
- 製造番号(又は製造記号)
また、以下の形態の化粧品は郵便局から発送ができないため、発送方法は郵便局以外への設定が必要です。
<郵便局から発送できない化粧品>
- 香水
- スプレー缶
- アルコール濃度が高い化粧品(マニキュアなど)
写真
写真を撮影する前に、鏡やパッケージの汚れ・指紋を拭き取り、きれいな状態にしましょう。白いコピー用紙などを下に敷いて、明るいところで色がはっきり写るように撮影します。開封後の化粧品は、中身の量がわかるように撮影するのがおすすめです。
法定表示事項のわかる画像も撮影します。文字がはっきり読めるように撮影しましょう。傷や汚れがある場合も、その部分も撮影しておくとクレームなどのトラブル防止につながります。
また、楽天ラクマではバーコード読み取り機能があります。対応しているバーコードを読み取れば、商品名・商品説明・カテゴリ・ブランド・商品価格が自動で入力されるため、出品にかける時間の短縮が可能です(ただし非対応の商品バーコードもあります)。
出品の際は、ぜひ試してみてください。
金額設定
相場から高すぎると売れにくく、安いと損をしてしまうため、適切な金額設定が必要です。金額設定で迷ったら、同じ商品がいくらで売れたか相場を調べて決めるとよいでしょう。ラクマで相場価格を調べる手順は、以下の通りです。
- 検索窓から品名で検索
- 「絞り込み」をタップ
- 「販売状況」→「売り切れ」を選択する
- 「商品状態」→出品物と同じ状態のものを選択する
- 検索をタップする
- 「おすすめ順」を「新しい順」に変更する
説明文
商品のメーカー名のほか品番や状態、購入時期を記載します。化粧品の名称や品番で検索をかける人も多いので、正式な名称と品番を記載するように注意してください。また、最近購入したものは売れやすいため、購入日がわかれば記載します。
付属品のブラシやチップの使用状態も一緒に記載すると親切です。
<アイシャドウの記載例>
- 購入時期:2023年9月
- 使用回数:4回程度
- 残量:9割程度
- 品番:01 Yellow Lilic
- チップ未使用
梱包の手順
液体容器はビニール袋に入れて、液漏れ防止対策を行いましょう。粉物は割れてしまう可能性があるため、緩衝材は必須です。緩衝材で包むときにはスキマがないように注意し、割れやすいものなら2重3重に巻きます。
続いて、厚めで中身が見えない封筒や段ボールに入れて送ります。段ボールに入れる場合、商品が配送途中に中で動かないよう固定するか、緩衝材でスキマを埋めましょう。
発送について
発送は、送料を安く抑えられる「ゆうパケットポストmini」や「ゆうパケットポスト」がおすすめです。ゆうパケットで発送するなら、出品の際に発送の欄で「かんたんラクマパック(日本郵便)」を選択してください。
特に、ゆうパケットポストminiは、小さいものを送るときに便利です。料金が安いうえに、匿名配送や追跡・保証が付いていますが、売上が300円以上なければ利用できないため、注意してください。
また、ゆうパケットプラスは厚さが7cmあるため、ボトル入りの化粧品を発送するのに重宝します。
近くに郵便局やポストがない人は、コンビニから発送ができるネコポスや宅急便コンパクトを利用すると良いでしょう。出品の際は、発送の欄で「かんたんラクマパック(ヤマト運輸)」を選択してください。
まとめ
楽天ラクマで化粧品を高く売るコツを紹介しました。化粧品は使用したものであっても、楽天ラクマで高く販売できます。ちょっとしたコツを使って高く売れば、好きな化粧品を購入するための軍資金に変えることも可能です。
使わなくなった化粧品を捨てようか迷ったら、楽天ラクマで出品してみてはいかがでしょうか。