「電子ピアノを購入したいけれど、どのアイテムを選べば良いのかわからない」
「高い買い物だから後悔したくない」
魅力あふれる音色で、私たちの日常に彩りを加えてくれる電子ピアノ。
しかし、多種多様なモデルが存在するため、電子ピアノの選び方で悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は電子ピアノの選び方と、メーカー各社の魅力について徹底解説します。そして初心者と経験者向けに分けて、おすすめの電子ピアノを紹介するので、「自分にとっての特別な一台を見つけたい」という方も、ぜひ最後までご覧くださいね。
大人の趣味にも!電子ピアノの特徴や魅力
ピアノはお子様の習いごとだけでなく、大人の趣味にもぴったりな楽器です。
電子ピアノは軽量かつ音量調整機能が付いているため、集合住宅でも気軽に楽しめます。
はじめに電子ピアノの特徴・魅力に触れていきましょう。
音量調整・ヘッドホン接続に対応している
電子ピアノは音量調節ができるので、集合住宅でも楽しめます。
音が外に漏れにくいので、夜中や早朝でも気兼ねなく練習ができるでしょう。
また、電子ピアノにはヘッドホンプラグを搭載している機種もあります。
ヘッドホン着用は、外の騒音を気にせず、集中して練習したいときに適しています。
しかし、普段使っているヘッドホンのプラグには種類があります。
電子ピアノを購入する 前にプラグの端子が電子ピアノに合うか確認し、合わないときは変換プラグも購入しましょう。
軽量・コンパクトで気軽に設置できる
電子ピアノは軽くて場所を取らないのが魅力です。
電子ピアノの重量はスタンダード一体で約40〜100㎏のため、グランドピアノのように床を補強する必要がありません。
電子ピアノは置き場所を選ばず、自室に設置して気軽に練習できます。
仮に設置場所が確保できない場合でも、卓上タイプを購入すればより少ないスペースで演奏ができるでしょう。
さまざまな機能が搭載されている
電子ピアノには、デジタルならではの以下のような機能が備わっています。
- 録音再生機能
- 音色切り替え
- メトロノーム
- Bluetooth接続
最近はアプリと連動している電子ピアノもあり、アプリでピアノの設定が変更可能です。
また、録音機能を使うと、練習を振り返ったり、間違えたところを繰り返し練習したりできます。
録音形式もMP3やWAV、USBメモリなどに対応しており、作曲したい方にもおすすめです。
アコースティックピアノに近い鍵盤タッチができる
電子ピアノは、アコースティックピアノに近い鍵盤タッチが可能です。
アコースティックピアノの「鍵盤によっての音の大きさや響きを変えられる感触」を電子ピアノでも得られるように、各社力を入れています。
音の強弱の表現・滑らかな演奏表現ができるため、キーボード(ピアノ以外の楽器の音をたくさん搭載した鍵盤楽器)よりも本格的なピアノ演奏が可能です。
そしてより本格的なタッチを求めるなら、「木製鍵盤」や「ハイブリッド鍵盤」をおすすめします。
電子ピアノを選ぶときのポイント
電子ピアノを選ぶときは、以下のことを購入前にチェックしましょう。
- 人気メーカー
- 価格
- 鍵盤の種類
- ペダルの種類
- 本体のサイズ
- 機能面
- 付属品
- その他の便利機能
ここからは、電子ピアノを選ぶときに注意したいポイントを解説します。
人気メーカー
電子ピアノは、以下の5つのメーカーが人気です。
- Roland(ローランド)
- YAMAHA(ヤマハ)
- CASIO(カシオ)
- KORG(コルグ)
- KAWAI(カワイ)
ローランドはヘッドホンを接続したときの臨場感あふれるサウンドが魅力で、自宅で練習したい方におすすめです。
ヤマハの電子ピアノは長年培った技術を活かし、音切れしにくく同音連打できます。
カシオはコンパクトな商品が多く、特に卓上型の「Privia(プリヴィア)」が人気です。
コルグはデザインが豊富でラインナップが幅広く、リーズナブルな価格で展開しています。
カワイは、鍵盤を押したときの感触がしっかりした弾き心地を体験できます。
価格
新品の電子ピアノの相場は5〜40万程度と幅広いです。
その理由として、商品によってサイズやタッチ感、機能などが異なるからです。
電子ピアノは「値段が高いから良い商品」とは限りません。
誰がどのような目的で弾くのかを重視して選びましょう。
楽天ラクマでは、電子ピアノが定価より安く購入できます。
なかでも「公式ショップ」から出品されている商品は、専門スタッフによって検品・梱包されているため、高品質なリユース品を安心して購入できるでしょう。
鍵盤の種類
鍵盤には以下の種類と特徴があります。
- 樹脂製鍵盤:プラスチック特有の軽いタッチが特徴で、爪が当たると「カチカチ」とノイズが鳴る
- 木製鍵盤:適度な重みが感じられ、心地良いタッチが魅力
- ハイブリッド鍵盤:木製鍵盤とアコースティックピアノの鍵盤の動きを再現した構造を備えている
また、各メーカーが独自に開発した鍵盤もあります。
特にヤマハは鍵盤に力を入れており、5種類もの鍵盤をリリースしています。
自分に合う鍵盤を見つけるには、できるだけ実店舗で実際に弾いてみるのがおすすめです。
ペダルの種類
電子ピアノには、ペダル付きのモデルやペダルを接続できるモデルがあります。
ペダルを踏むと音色を変えたり、音に強弱をつけたりできるため、より表現の幅を広げられるでしょう。
電子ピアノのペダルには、「サスティンペダル」「ソステヌートペダル」「ソフトペダル」の3種類があります。
- サスティンペダル:ペダルを踏んでいる間に弾いた音を長く持続させる
- ソステヌートペダル:特定の音を伸ばしたいときに踏む
- ソフトペダル:ピアノの響きを弱めて、音色をやわらかくする
ペダルは通常、3本一組で構成され、感触はモデルごとに異なります。
鍵盤やその他の機能と合わせてチェックしましょう。
本体のサイズ
電子ピアノは置く場所に合わせたサイズを選びましょう。
電子ピアノは「据え置きタイプ」と「ポータブルタイプ」に分けられ、奥行きはモデルによって異なります。
据え置きタイプの場合は、コンパクトなサイズでも約30cm~45cmのスペースが必要です。
設置場所の確保が難しい場合は、ポータブルタイプ(鍵盤本体が独立した形)の購入も検討しましょう。
ポータブルタイプは奥行きが25cm以下のモデルもあり、より少ないスペースで使用できます。
機能面
電子ピアノを選ぶときは、自分が求める目的に応じた機能が備わっているかどうかを確認しましょう。
例えば、演奏に臨場感を求める方には、4つ以上のスピーカーを備えたモデルが適しています。
スピーカーをたくさん搭載したモデルでは、音の質が高く、微細な音色も忠実に表現できるでしょう。
難易度が高く速い曲を演奏するには、同時発音数が256音以上あるか確かめてください。
同時発音数が少ないと、重ねていた音が不自然に途切れてしまうからです。
もし本格的なピアノの音色を弾きたいなら、モデリング技術を用いた電子ピアノを検討しましょう。
モデリングとは、録音したピアノの音を分析し、デジタル技術で音を作る機能で、録音のみを使用したモデルよりも響きが豊かです。
付属品
電子ピアノは、椅子やヘッドホンがセットになっていれば、ご購入後すぐに演奏を始められます。
スタンドやペダルユニットは別売りの場合が多いため、必要に応じてそろえましょう。
初めて大きな電子ピアノを購入する際には、お住まいの環境に応じて音を抑えるための防音マットが必要です。
電子ピアノを使用する環境やシチュエーションに応じて、事前に付属品をチェックしておくと安心です。
その他の便利機能
電子ピアノには、スピーカーや同時発音数以外の機能も付いています。
特に録音機能は自分の演奏を聞き直せるため、ミスしやすい箇所の練習や曲作りにぴったりです。
また、サウンド切り替えやメトロノーム機能が内蔵された電子ピアノもあります。
サウンド切り替えは、さまざまな音の響きを楽しみたい方におすすめです。
メトロノーム機能は、一定のリズムで弾く練習に最適です。ピアノを始めたばかりの方にとっては便利な機能でしょう。
さらに、スマートフォンと電子ピアノをBluetooth接続すると、電子ピアノのスピーカーで好きな曲を聴くことが可能になります。
音色切り替え機能では、さまざまな鍵盤楽器の音を楽しんだり、弾きたい曲に合わせて音色を変えたりできます。
【初心者・練習用】おすすめの電子ピアノ8選
お子様のピアノデビューや、これからピアノを始める方に、以下のおすすめの電子ピアノを8種紹介します。
- ヤマハ ARIUS(アリウス)YDP-164
- カシオ Privia(プリヴィア)PX-770BK
- ローランド HP704
- コルグ B2 DIGITAL PIANO
- ローランド FP-30X
- カワイ CA49A
- ヤマハ P-45
- カシオ Privia PX-160
「エントリーモデルでも高品質な電子ピアノが欲しい」と考えている方は、ぜひご参考にしてください。

ヤマハ ARIUS(アリウス)YDP-164
「アリウス」は、100年以上ピアノをつくり続けたヤマハ独自の音とタッチ感覚にこだわったエントリーシリーズです。
「YDP-164」は、アリウスシリーズの最高級モデルで、小さいながらも豊かな音色を奏でられます。

カシオ Privia(プリヴィア)PX-770BK
カシオの「プリヴィア」は、スリムなボディながら、ピアノらしい美しさのある「響き」にこだわって作られたモデルです。
付属のダンパーペダルを踏むと、88鍵盤の弦がすべて解放された状態となり、弾いた鍵盤の弦がすべて共鳴します。
プリヴィアは60曲を内蔵(初心者向けのミュージックライブラリー機能)しており、録音機能やデュエット機能も付いています。

ローランド HP704
ローランドの「HP704」には、アコースティックピアノの音を最新の技術で忠実に再現する「スーパーナチュラルピアノモデリング音源」という機能が備わっています。
HP704は、本格的なコンサートで使用されるグランドピアノのような臨場感があり、ピアノを始める方にもおすすめの一台です。

コルグ B2 DIGITAL PIANO
コルグの「B2」は、ピアノ初心者に向けたモデルで、グランド・ピアノの音色を含む厳選されたサウンドを収録しています。世界中のグランドピアノの音が、全12種類搭載されており、幅広いジャンルに対応しているそうです。
またピアノ初心者でも、上達をサポートするソフトウェアやさまざまな接続端子を備えているため、本格的な演奏が可能です。

ローランド FP-30X
ローランドの「FP-30X」は、コンパクトながら本格的なピアノサウンドが楽しめるモデルです。スピーカーからのサウンドを強化し、Bluetoothオーディオを搭載しています。可搬性に優れているので、自宅だけでなくスタジオ練習をしたい方にもおすすめです。

カワイ CA49A
カワイの「CA49A」は、2021年度楽器店大賞を受賞したモデルで、上質なタッチ感やサウンド、使いやすさに優れています。
アコースティックピアノと同じ構造を取り入れた伝統の木製鍵盤や、4スピーカーシステムを搭載しているため、繊細な音色による豊かな表現が可能です。

ヤマハ P-45
ヤマハ製の「P-45」は、本物のピアノに近い音色と鍵盤の感触を備えており、思う存分演奏を楽しめます。
低音域では鍵盤が重く感じられ、高音域では軽く感じられるように設計されているので、音域による弾きごたえの自然な変化を楽しめるでしょう。

カシオ Privia PX-160
カシオの「プリヴィア PX-160」は、卓上でもスタンドを付けても演奏できる2WAYタイプです。
別売りの専用ケースに入れて持ち運びも可能で、さまざまなシーンで演奏できます。
3本ペダルユニットにも対応(別売)しており、グランドピアノのような奥行きのある演奏が可能です。
【経験者に】おすすめの電子ピアノ8選
ここからは、経験者におすすめの電子ピアノを紹介します。
- ヤマハ Clavinova(クラビノーバ) CLP-545
- ローランド GP607
- カシオ Privia PX-850
- コルグ SV-2S 88
- カワイ CA78
- ヤマハ Clavinova CLP-575
- ローランド FP-90
- ヤマハ AvantGrand(アバングランド)NU1X
「本格的な臨場感のあるピアノ演奏をしたい」という経験者の方は、ぜひ参考にしてください。

ヤマハ Clavinova(クラビノーバ) CLP-545
ヤマハの「クラビノーバ CLP-545」は、象牙調仕上げのNWX(ナチュラルウッドエックス)鍵盤を使用した、弾きごたえと厚みのあるサウンドが特徴です。まるで本物のグランドピアノのようなタッチで、強弱によって音色も変化します。
演奏を華やかにする20種類のリズムの搭載により、いつもと違う雰囲気でピアノ演奏を楽しめます。

ローランド GP607
ローランドの「GP607」は、憧れのグランドピアノを身近に感じられる電子ピアノです。
木と樹脂を組み合わせたタイプの構造を採用し、演奏時の快適さと長持ちする耐久性を実現した「PHA-50鍵盤」を搭載しています。
そしてBluetooth機能が付いているため、スマートフォンの音楽をピアノ本体から再生できます。

コルグ SV-2S 88
コルグの「SV-2S 88」は、最高峰のオーディオ・サンプリング技術を使用し、グランドピアノのサウンドを忠実に再現しています。
ppp(ピアニッシシモ)からfff(フォルティシシモ)まで、あらゆる音色と音量の変化を表現できます。

カワイ CA78
カワイのConcert Artistシリーズは、実際にアーティストが使用するグランドピアノを目標に開発された、最高級グレードの電子ピアノです。
なかでも「CA78」は、6つのスピーカーを効果的に配置し、グランドピアノの立体的な音の広がりを再現しています。

ヤマハ Clavinova CLP-575
ヤマハの「クラビノーバ CLP-575」は、グランドピアノの多彩な共鳴音からペダルの踏み心地まで、リアルに表現。
木製の鍵盤に加えて、「グランドピアノの1鍵1鍵の重みや戻りの感触まで忠実に再現する」ことで、臨場感のある演奏を可能にします。

ローランド FP-90
ローランドの「FP-90」は、4つのチャンネル・スピーカーを本体に内蔵しており、小規模のライブスペースでの演奏には充分なパワーを発揮するポータブルピアノです。
音色切り替え機能では、ピアノをはじめ、エレクトリックピアノやシンセサイザーなど、さまざまなパフォーマンスに適した音色に切り替えられます。

ヤマハ AvantGrand(アバングランド)NU1X
ヤマハの「アバングランド NU1X」は、アップライトピアノと同じアクション機構と木製鍵盤を搭載した電子ピアノです。
さらに、最新の音源や精巧なセンサーや音響技術と組み合わせ、まるで本物のグランドピアノのような弾き心地を実現しています。
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電子ピアノはアコースティックピアノより設置しやすく、近隣を気にせず好きなときに練習できます。
電子ピアノの価格は5〜40万円と幅広く多種多様にあるため、設置場所や予算などに合わせて選びましょう。
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