★　素材　　　正絹 ★　サイズ　　長さ　約 464cm（仕立てた場合の目安寸法）　　幅　約　31cm ★　色　　　　 黒にも近い青墨色　　 　　　　　　　　　　（小学館発行『色の手帖』参照） ★　着用時期　：　夏とお単衣の季節に。 ★　着用シーン　：　お出掛けなどのカジュアルシーンにおすすめ。 ★　おすすめ年代　：　30〜70代　 ★　合わせる着物　：　小紋、紬 ★　付属品　：　証紙・反端　あり ＜コメント＞ 未仕立て 白山工房謹製の　落款付き　 稀少な　夏牛首紬　の　 袋帯のご紹介です。 なんてすてきな染め帯！ シックな青墨色の地に染めだされた ペイズリー更紗の文。 ブルーやグリーンの寒色カラーで まとめられたデザインが、すっきりと 美しく。どこか妖艶なムードと 爽やかな雰囲気を併せ持った すてきな帯に仕上がっています。 こちら、なんと夏牛首紬の帯なんです。 大島・結城と並び、日本三大紬と 称される牛首紬ですが、 三つのなかでも年間生産量が 圧倒的に少ないのが、牛首紬。 通常、一匹のお蚕さんは一つの繭を作りますが、 ごく稀に、二匹の蚕が共同で一つの繭（玉繭） を作ることがあり、 普通の養蚕をしていると2〜3%の割合で 現れるようです。 二匹の蚕が作り出した繭から、二本の糸が 絡み合うのを調整しながら糸を紡ぎ出すため、 節のある、しっかりとした糸ができる上、 丈夫で光沢のある、軽い生地ができあがります。 耐久性に優れ、釘にかけても破れないほど丈夫と 言い伝えられ、「釘抜紬」の別名を持つ 牛首紬ならではの織り味は、 その糸に、他の紬織物にはない　 特徴があるのですね。 糸を紡ぐのにも特別な技術を要し、 大変な手間と時間、技術の結晶ともいえる 織物です。 生産量が少なく、稀少だというのも納得です。 牛首紬は、現在では　今回ご紹介の 白山工房と、加藤改石さんの二軒のみでしか 織られていないということで、 牛首紬の帯は、滅多に市場に出回ることのない、 レアなお品。 そんな中でも、こちらの夏牛首は さらにレアです。 こうした染め帯でも、名古屋帯ではなく 袋帯というあたり、きちんと感が出て 洒落ていますよね。 ほんのり透け感のあるお生地ですので 夏だけではなく、お単衣の季節に 締めていただいてもすてきです。 どうぞ素敵な帯姿をお楽しみください♪ こちら当店にてお仕立ても承っております。 お気軽にお申し付けくださいませ。 尚、こちらのお品は当店店舗「だいやす」でも同時販売中です。 店頭にて売り切れの際は、 予告なく出品を終了する場合がございますが、 どうぞご容赦くださいませ。 ＜状態＞ 新品・未仕立てのお品物です。 k-050903