漫画にはさまざまなジャンルがありますが、常に一定の人気があるテーマが「野球」。ハラハラするような試合展開やチームメンバーの青春を描いた野球漫画は、性別や年代を問わず多くの方に愛され続けています。
この記事では、おすすめの野球漫画を時代別・テーマ別に分けて紹介。ハマれる野球漫画を探している方は、ぜひ参考にしてください。
【最近】白熱!今話題のおすすめ野球漫画5選
漫画を探すうえでまずチェックしておきたいのが、人気の話題作。ここでは、最近話題を集めている人気野球漫画を5冊紹介します。

おおきく振りかぶって
2003年から「月刊アフタヌーン」で連載中の野球漫画です。
物語は高校の野球部が甲子園を目指す王道の青春ストーリー。試合中の心理描写が非常にていねいに描かれているのが特徴で、一球ごとに展開される選手同士の駆け引き。まるで自分が試合に出ているかのような臨場感を味わえます。
野球経験者はもちろん、青春ストーリーが好きな方にもおすすめの作品。登場人物たちの成長や友情、ライバルとの対決など、心を揺さぶるシーンが盛りだくさん。2023年に連載開始から20周年を迎えたこともあり、再び注目を集め、2022年12月までに36巻が発売されている話題作。
スポーツを通して成長する姿に感動したい方におすすめです。

ダイヤのA
『ダイヤのA』は、野球の名門校に入学した主人公がチームメイトと一緒に甲子園を目指しながら成長する姿を描いた物語。2006年〜2015年まで「週刊少年マガジン」に連載されていた作品で、全47巻で完結しています。
登場人物がエース揃いではないところが本作の魅力。選手たちの強みだけでなく未熟な部分もていねいに描かれているからこそ、より深く感情移入できます。彼らの成長や挫折、友情などを通して、青春の熱い思いを追体験できるでしょう。
ちなみに、『ダイヤのA』は作品の第一部。第二部の『ダイヤのA actII』では、全34巻で主人公たちのその後が描かれています。

忘却バッテリー
『忘却バッテリー』は、天才バッテリーの捕手として活躍していた主人公が記憶喪失になってしまうところから始まる物語。記憶喪失になった主人公や過去に野球を辞めた仲間が、また野球に打ち込んでいく姿が全17巻で描かれています。
本作の魅力は、コミカルな展開の多さ。シリアスな展開が続く野球漫画が苦手な方でも、楽しく読み進められるはず。とはいえ、完全なギャグ漫画ではなく、野球ならではの熱いシーンも、しっかりと盛り込まれています。
ユーモアとドラマが織り交ぜられた物語に、ぜひ触れてみてください。

群青にサイレン
『群青にサイレン』は、従兄弟同士の「吉沢修二」と「吉沢空」の2人を主人公とした全12巻の作品。小学生時代、ともに野球に打ち込んでいた2人は、とあるきっかけで離れ離れに。その後同じ高校で偶然出会い、再度一緒に野球をすることになります。
本作は人間関係のリアルな描写が特徴。一般的な野球漫画は仲間との友情をはじめとしたポジティブな表現が多い中、本作は嫉妬や劣等感、不甲斐ない自分への怒りなどのネガティブな感情が鮮明に描かれており、主人公の心情に共感しやすい作品になっています。
野球漫画でありながら、人間ドラマとしても高い完成度。ありのままの感情と向き合いながら成長する姿に、読者は勇気づけられるはずです。

バトルスタディーズ
『バトルスタディーズ』は、多数の野球プロ選手を輩出した運動部の名門校「PL学園」をモデルにした「DL学園」が舞台の野球漫画。過酷な寮生活を送りながら、甲子園を目指して野球に打ち込む主人公たちが登場します。
本作の魅力は、作者自身の経験に基づいたリアルな描写。実は作者は、もともと「PL学園」の野球部に所属し、甲子園出場の経験もある漫画家です。だからこそ、寮生活や試合の様子が、まるで実際に目の前で繰り広げられているかのようなリアリティを持って描かれています。
野球に青春をかける熱い思いと、仲間との絆を感じられる『バトルスタディーズ』。名門校の過酷な環境で、夢に向かって頑張る選手たちの姿に、読者も心を動かされずにはいられません。2024年1月までで39巻が発売されているので、存分に物語の世界に浸ってみてください。
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タッチ
『タッチ』は、「週刊少年サンデー」で連載されていた野球漫画で全26巻。野球をテーマに扱ったラブコメ作品で、双子の「上杉兄弟」と幼馴染の「浅倉南」の恋模様、甲子園出場までの道のりを中心にストーリーが展開します。
この漫画の魅力は、野球とラブコメの絶妙なバランス。甲子園を目指す選手たちの熱い想いと、三角関係に悩む登場人物の恋愛模様が巧みに絡み合い、読者を飽きさせません。時に笑わせ、時に胸を熱くさせるストーリーは、まさに王道の青春野球漫画といえるでしょう。
アニメ化だけでなく実写映画化、ドラマ化もされた大人気作品。作中の名ゼリフは今でも多くの方の脳裏に焼きついているはずです。恋愛要素に抵抗がなければ、大いに楽しめる一作。

プレイボール
『プレイボール』は、青春野球漫画の元祖『キャプテン』の続編にあたる作品。怪我を理由に一度は野球をあきらめた主人公が、再度野球への道を進む物語。
本作の人気の理由は、仲間同士の友情や努力を真っ直ぐに描いているところ。
困難に立ち向かう主人公の姿や、それを支える仲間たちとの絆は、読者の心を熱くさせずにはいられません。

一球さん
全14巻からなる『一球さん』は、高校野球をテーマにした作品。忍者の子孫である主人公が、とある高校の野球部に突然入部し、破天荒なプレーで大活躍する物語です。
本作の最大の特徴は、主人公の斬新な設定。抜群の運動神経を誇りながらも、野球のルールを一切知らないという主人公。そんな彼が繰り出す型破りなプレーの数々は、読者を驚かせ、そして笑わせてくれます。
まさに、一般的なスポ根ものとは一味違う面白さを持った作品といえるでしょう。

風の三郎
『風の三郎』は、主人公が全国を旅しながら最強の野球チームメンバーを探す物語。チームメンバー集結後は、因縁のあるアメリカチームとの熱い試合が描かれています。
注目したいのは、主人公は炎が起きる豪速球を投げられるという設定。リアルな野球とは異なる奇想天外なプレーが読者の想像力をかき立てます。
巻数は全4巻と少なく、サクサクと読み進められるので、野球漫画を読み始めてみたいという方にもおすすめです。

光の小次郎
『光の小次郎』は、架空のプロ野球球団を舞台とした全19巻の野球漫画。主人公がオールスターゲームで偶然投げることができた「光の球」を再度投げられるよう、試行錯誤しながら活躍する物語です。
現実離れしたプレーと、リアルなプロ野球の世界観が絶妙に融合している点が魅力の作品。「光の直球」という驚異的な投球を軸として、選手たちの苦悩や努力、チームメイトとの絆など、プロ野球選手の生き様がリアルに描かれています。
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MIX
『MIX』は、先述した『タッチ』の作者「あだち充」が描いた野球漫画です。漫画の舞台は『タッチ』の主人公たちが通っていた私立明青学園。物語の世界線も同じで、『タッチ』の主人公が活躍した年から約30年後という設定になっています。
主人公の兄弟2人が甲子園を目指す物語で、時代設定が現代になったことで、新しい時代ならではの要素も。
キャラクターの性格や立ち位置も『タッチ』とは異なり、読者を飽きさせない工夫が随所に見られます。恋愛要素も織り交ぜられて、『タッチ』のファンなら、懐かしさと新鮮さを同時に感じられる作品。

ラストイニング 私立彩珠学院高校野球部の逆襲
『ラストイニング 私立彩珠学院高校野球部の逆襲』は、全44巻からなる野球漫画です。
甲子園への出場歴もあったものの、現在は敗退続きとなっている彩珠学院高校野球部。そんな野球部を元インチキセールスマンの監督が勝利へ導いていく物語です。
本作の大きな特徴は、野球を理論的に攻略していく点にあります。
努力や根性だけではなく、野球理論に基づく堅実な練習法の重要性が説かれており、野球好きには興味深い内容に。監督の斬新な指導方針や、選手たちが試行錯誤しながら成長していく様子は、読者に新鮮な驚きを与えてくれるでしょう。

砂の栄冠
『砂の栄冠』は、2010年〜2015年まで「週刊ヤングマガジン」で連載されていた野球漫画で全25巻。野球部ファンの老人から譲り受けた1,000万円を元手に、高校野球部が甲子園を目指すストーリーです。
一般的な野球漫画と違い、やる気のない選手や性格に問題がある監督など、主人公の七嶋裕以外の登場人物は癖のある人物ばかり。このようなチームをいかにして主人公がマネジメントし、甲子園への切符をつかむのか。その過程が、本作の大きな見どころです。
時に悩み、迷いながらも、チームを導いていく主人公の姿は、リアリティあり。野球という競技を通して、人間関係の機微や組織のマネジメントについて学べる作品。

やったろうじゃん!!
『やったろうじゃん!!』は、高校野球部の監督の「喜多条順」を主人公とした全19巻の野球漫画。監督の厳しい指導のもと、甲子園を目指す野球部の姿が描かれています。
当初は衝突することが多かった監督と部員たちですが、物語が進むにつれて、少しずつ絆が深まっていきます。厳しさの中にも愛情を感じさせる監督の指導や、それに応える部員たちの成長は、読者の心を揺さぶるでしょう。
試合のシーンも見応え抜群。緻密な戦略と選手たちの熱いプレーが織りなす試合展開は、まるで実際の試合を観戦しているかのような臨場感を味わえます。

錻力のアーチスト
全14巻からなる『錻力のアーチスト』は、「週刊少年チャンピオン」で連載されていた青春系の野球漫画。チームプレイの苦手な主人公が野球部のメンバーと徐々に打ち解けつつ、ともに甲子園出場を目指していく王道の物語です。
本作の見どころは、迫力のある作画。作中で描かれる試合シーンは躍動感に満ちており、読者を魅了してやみません。選手たちのダイナミックなプレーや、球場の熱気が生き生きと表現されているのが特徴。

名門!第三野球部
『名門!第三野球部』は、弱小チームの高校野球部が舞台の野球漫画で全31巻あります。
初めは試合経験すらなかった主人公の檜あすなろと野球部員たちが、困難に立ち向かい、少しずつ力をつけていく様子がていねいに描かれています。彼らの努力と熱意は、読者の心を打つこと間違いなし。
また、登場人物たちの個性も豊かです。個性的な部員たちが織りなす人間ドラマは、野球シーンと並ぶ見どころのひとつ。彼らの友情や葛藤、成長が、物語に奥行きを与えています。

クロカン
『クロカン』は、野球監督の「黒木竜次」が弱小高校を強豪高校に導く監督視点の野球漫画で全27巻。先述した『砂の栄冠』と同じ作者が描いています。
監督の視点から描かれるストーリー展開で、選手たちの試合の様子はもちろん、監督同士の駆け引きにも大きな見どころ。試合の裏で繰り広げられる心理戦は、読者をハラハラドキドキさせずにはいられません。
また、主人公である黒木監督の人物像にも注目。弱小高校を強豪へと導くため、彼が選手たちに向き合う姿は、時に厳しく、時にあたたかい。そんな彼の指導哲学や、人としての魅力が、物語に深みを与えています。
野球漫画をとおして、スリリングな心理戦を楽しみたい方には、ぜひおすすめしたい一作。

BUNGO-ブンゴ-
『BUNGO-ブンゴ-』は、『週刊ヤングジャンプ』で連載中の青春野球漫画。毎日のように1人で壁当てをしていた主人公「ブンゴ」が、野球チームで出会った仲間たちとともに成長する過程を描く物語です。
一人で黙々と練習に励んでいたブンゴが、チームメイトとの交流を通じて、少しずつ変化していく様子がていねいに描かれています。彼の一生懸命な姿は、読者の心を打つこと間違いなし。
単行本は37巻まで発売されており、累計発行部数が数百万を誇る人気作。

MAJOR
『MAJOR』は、全78巻からなる長編の野球漫画。主人公「茂野吾郎」の野球人生をていねいに描いた作品で、幼稚園、中学校、高校、メジャーリーグ、日本プロ野球と、さまざまなステージごとに茂野吾郎の活躍が描写されています。
友情、努力、挫折、逆境など、スポーツ漫画に欠かせないテーマが、物語の随所に散りばめられています。伝統的なスポーツ漫画の要素を保ちつつ、新しい展開や深みのあるキャラクター描写で読者を魅了し続けます。

MAJOR 2nd
『MAJOR 2nd』は、前述した『MAJOR』の続編にあたる作品。前作の主人公の息子「茂野大吾」にスポットをあてたストーリーになっています。
前作は幼少期から主人公がある程度活躍していた一方で、今作の主人公の野球スキルは良くも悪くも平凡。しかし、そんな彼が努力と仲間との絆を力に、少しずつ成長していく姿は、読者の共感を呼ぶこと間違いなしです。

ダイヤモンドの功罪
『ダイヤモンドの功罪』は、「週刊少年ヤングジャンプ」で連載中の野球漫画。驚異的な運動能力を持つ主人公が野球と出会い、野球クラブで活躍する物語です。
本作の軸として描かれているのは、卓越した運動能力を持つがゆえに、周囲から疎まれてしまう主人公。彼の苦悩と成長の過程を描写。才能とは何か、才能を持つ者の孤独とは何かを、野球を通して問いかけています。
野球だけでなく、ひとつの人間ドラマとしても楽しめる一作。スポーツと人生の両面から、深いテーマを探求した『ダイヤモンドの功罪』は、野球ファンのみならず、多くの読者に感銘を与えるはずです。

おれはキャプテン
『おれはキャプテン』は、野球部のキャプテン「霧隠主将」の活躍を描いたストーリー。中学時代と高校時代が舞台の二部編成になっており、それぞれの野球部で成長する主人公の様子がていねいに描かれています。
彼の熱意と責任感は、チームメイトを引っ張る大きな力。キャプテンとしての重圧に悩む姿や、チームを勝利に導く姿など、彼の奮闘ぶりは読者の心を揺さぶるはず。
全35巻の長めなストーリーですが、章が細かく分けられているため、読み進めやすいです。

うすべにの嵐
『うすべにの嵐』は、全1巻で描かれた短編の野球漫画。甲子園への出場が決まった兄と野球から離れた弟、そして兄に想いを寄せる弟の幼馴染の女の子の青春が描かれています。
本作の大きな魅力は、登場人物たちの繊細な心の移り変わり。兄と弟、そして幼馴染の女の子、3人の複雑な想いが交錯する様子が、巧みに表現されているのが特徴。それぞれの気持ちをていねいに描き出すことで、読者は登場人物たちに深く共感するでしょう。
本作の作者は、映画化やアニメ化もされた超人気漫画『NANA』と同じ漫画家。『NANA』のように、複雑な人間関係や繊細な心理描写が描かれる漫画が好きな方なら、楽しめること間違いなしの作品です。

ベー革
『ベー革』は、主人公たちが甲子園を目指す過程を描いた王道の野球漫画。小学館の月刊漫画雑誌「ゲッサン」で連載中の作品で、単行本は4巻まで発売されています。
本作はさまざまな戦略を駆使して、勝利を目指す試合展開が特徴。個性豊かな面々が繰り広げる人間ドラマは、野球シーンと並ぶ見どころのひとつ。主人公たちの野球理論に、ぜひ注目してください。
【プロ野球】本気の実力がぶつかり合う!おすすめ野球漫画4選
ここからは、プロ野球を舞台にしたおすすめの漫画を紹介します。

グラゼニ
『グラゼニ』は、球団に所属する主人公・凡田 夏之介が自分の年棒を上げるために試行錯誤する野球漫画。一般的な野球漫画は熱い試合や主人公たちの成長を描くものが多い中、本作はお金の話をメインにストーリーが進行します。
主人公の奮闘ぶりは、野球選手という職業の特殊性を浮き彫りにしています。年俸交渉や契約更新など、ファンからは見えにくい選手の苦悩が赤裸々に描かれます。野球選手という華やかな職業の裏側を覗けるのは、本作ならではの醍醐味。
また、選手の引退後の人生など、あまり取り上げられることがない野球業界のリアルな一面を知れるのも本作の魅力。「野球選手として生きる」ことの意味を、さまざまな角度から問いかけてくれます。

江川と西本
『江川と西本』は、日本のプロ野球球団の読売ジャイアンツで実際に活躍していた「江川卓」と「西本聖」の野球人生を描いた物語。甲子園での活躍から1981年の日本シリーズ制覇までが描かれています。
本作の魅力は、実在の野球選手の人生を追体験できる点。かつてエースだった2人が、どのようにしてライバルになったのかが克明に描写されています。甲子園での熱闘、プロ入り後の苦労、そしてチームメイトとしての絆など、彼らの野球人生の機微に迫る内容は必見。
また、当時の野球界の雰囲気を感じられるのも大きな魅力。1980年代の読売ジャイアンツを舞台に、選手たちの人間ドラマが巧みに描き出されています。まるでタイムスリップしたかのような臨場感は、読者を魅了してやみません。

ペナントレース やまだたいちの奇蹟
『ペナントレース やまだたいちの奇蹟』は、弱小球団に入った主人公がリーグ優勝を目指す王道の野球漫画。野球センスのない主人公が、球団入りをきっかけに成長していくストーリーです。
主人公の魅力は、その努力と根性。当初は野球センスに乏しかった彼ですが、ひたむきな努力と強い意志で、少しずつ力をつけていきます。着実に成果を出していく姿に元気をもらえる作品。弱小プロ野球チームの快進撃をぜひ応援してください。

フォーシーム
『フォーシーム』は、「ビッグコミック」で連載されていた全16巻の野球漫画。日本プロ野球球団に所属する主人公がメジャーリーグに挑戦する物語です。
本作の主人公の最大の特徴は、その年齢。36歳という、野球漫画の主人公としては珍しい高齢の選手。彼の描写は、若者向けの野球漫画とは一線を画します。年齢を重ねた選手ならではの葛藤や苦悩が、リアルに描写されているのが魅力。
また、日本からメジャーリーグへの挑戦を描いた珍しいストーリーで、主人公が異国の地で奮闘する姿も見どころ。
言葉の壁や文化の違いに戸惑いながらも、野球への情熱を胸に突き進む姿は、多くの共感が生まれるでしょう。年齢を重ねても夢を追い続ける大切さを教えてくれます。
【野球女子】個性的なヒロインから目が離せない!おすすめ野球漫画2選
野球漫画におけるヒロインは主人公を支えるポジションについていることも多いですが、なかにはヒロイン本人にスポットを当てた漫画もあります。以下では、個性的なヒロインが活躍するおすすめの野球漫画を3冊紹介。

青空エール
『青空エール』は、高校の吹奏楽部に入部している「小野つばさ」、同級生で野球部員の「山田大介」の2人を主人公としたラブストーリー。挫折や苦労をしつつ、お互いに励まし合いながらそれぞれの夢を追っていく青春物語です。
吹奏楽部と野球部での活動も細やかに描かれ、それぞれの情熱と苦悩が見事に表現されているのが特徴。つばさと大介を中心に、仲間たちとの絆が徐々に深まっていく様子は、読者の心をあたたかくしてくれます。
全19巻の尺で、2人の成長や恋の行方がていねいに描かれている本作。2016年には映画化もされました。

ハイブリッドベリー
『ハイブリッドベリー』は、野球部員に恋する女の子を主人公にしたラブコメ漫画です。主人公の「要」は素直になるために野球部へ入部しますが、なぜか男として選手になることに。そんな要の青春を描いた作品です。
ユニークな設定と軽快なテンポ感とともに、女子が男子野球部員として奮闘するという、型破りな展開が読み手を楽しませてくれます。主人公の要の奮闘ぶりは、思わず応援したくなること間違いなし。
また、恋愛要素も見逃せません。要の恋心と、周囲の人間関係が巧みに絡み合い、ドタバタ劇が繰り広げられます。笑いあり、胸キュンありの展開は、読者を飽きさせません。
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野球漫画の魅力とは

熱いストーリーや青春時代ならではの苦悩、ハラハラするような試合展開など、魅力的な要素がさまざま詰まっている野球漫画。ここでは、野球漫画の魅力を紹介します。
世界観に没頭し野球のストーリーを存分に楽しめる
野球漫画は主人公たちの成長を描いている作品が多め。
例えば、先述した『名門!第三野球部』や『ペナントレース やまだたいちの奇蹟』などのように、弱小チームが高みを目指していくストーリーは野球漫画の王道です。共感を得やすい平凡な主人公たちだからこそ、物語により深く感情移入することが可能。
こうした感情移入のしやすさが、野球漫画というカテゴリが長く愛される理由のひとつになっているのかもしれません。
友情や努力の大切さを実感できる
青春に軸をおいた野球漫画はチームメンバー同士の結束力を描いた作品が多く、作品をとおして友情やチームワークの重要性を実感できます。
また、野球はどんな形でも試合に勝利するための努力が必要不可欠。ひたむきに努力をすることの大切さを思い出すきっかけにもなるでしょう。
手に汗握る試合展開を体感できる
ハラハラする試合展開も野球漫画の魅力のひとつ。読者を飽きさせないために単調続きの試合が描かれることは基本的になく、常に「この後どうなるのか」「本当に勝利できるのか」と続きが気になる展開が続きます。
特に形勢が二転三転するような試合は刺激的。最初から最後まで、試合の名シーンのみを見ているかのような感覚でワクワクしながら読み進められます。
野球ならではの戦略やテクニックがわかる
作中で描かれる試合や練習中のシーンでは、野球で重要なテクニック・戦略を解説してくれるのが定番。多くの場合、試合展開に関する情報や練習で得られる効果を解説してくれるキャラクターが1人はいます。
そのため、野球のルールに詳しくない方でも楽しく読み進めることが可能。また、漫画をとおして野球のテクニックや戦略を把握することで、普段の野球観戦をより楽しめるかもしれません。
まとめ
昭和の名作から最近の人気作まで、野球漫画は数多くの作品が存在します。野球漫画に興味がある方は、この記事を参考にお気に入りの作品をぜひ探してみてください。
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