ランドセルを購入するとき、意外と驚くのが価格の高さ。思っていたよりもランドセルの価格が高く、悩んでいる方もいるでしょう。
そんな方は中古のランドセルの購入を検討するのがおすすめ。この記事では、中古のランドセルを購入するメリットや購入時にチェックするべきポイント、人気ブランドのおすすめランドセルを紹介します。
ランドセルを中古で買うのはかわいそう?状態や商品によっては中古品もあり!
ランドセルは新品だけでなく、中古品も販売されています。中古品のランドセルはリサイクルショップ、フリマアプリ、通販サイトなどから購入が可能。低価格で購入できることから、あえて中古品を選ぶ方も少なくありません。
一方で、中古のランドセルは「使用感が気になる」「子どもに中古のランドセルを使わせるのはかわいそう」という思いから、購入を躊躇する方も。しかし、中古のランドセルを買うのがかわいそうとは一概にいえません。
中古品のランドセルの状態は商品によって異なり、なかには傷や汚れのない新品同様の商品も。それは、「間違って購入した」「購入直後に友人からランドセルをプレゼントしてもらった」などの理由で、使い道がない新品をリサイクルショップやフリマアプリで販売することがよくあるためです。
「中古品=使い古し」とは限らず、しっかり探せばキレイな状態を保ったランドセルは数多く見つかります。
新品の相場よりも安く購入できることが多い
中古のランドセルは予算面のメリットが特に大きいです。
新品のランドセルの価格はそれぞれ異なりますが、一般社団法人 日本鞄協会 ランドセル工業会の「ランドセル購入に関する調査 2023年(※)」によると、ランドセルの購入金額平均は58,524円。決して安い金額とはいえません。
しかし、中古のランドセルなら、上記の金額より安く購入できることも。状態の良い有名ブランドのランドセルをお得に購入できる可能性があるところも、中古品ならではの魅力です。
例えば、子どもに人気のブランド「SEIBAN(セイバン)」のランドセルは、定価だと6万円~8万円程度のものが多いですが、フリマアプリ「楽天ラクマ」では新品・未使用のもので7千円~購入できます。(2023年12月現在)。
予算に限りがある場合も中古品なら選択肢の幅が広がり、子どもが好きなランドセルを買ってあげることもできます。
特に小学校への入学時は文房具費や教材費、上履きの購入費用などさまざまな費用が発生するため、経済的な余裕がなくなりがち。しかし、中古のランドセルを選べばこれらの費用の負担軽減が可能です。さらに、ランドセルカバーなどの関連アイテムの購入に充てられるのもうれしいポイント。
(※)出典:一般社団法人 日本鞄協会 ランドセル工業会「ランドセル購入に関する調査 2023年」
廃盤のランドセルを購入できる可能性もある
人気のランドセルがいつまでも販売されているとは限りません。ときには、メーカーの事情で廃盤となることも。
例えば、鞄工房山本の「フィオーレ・コスモス」の旧モデルなど、「欲しいけど手に入らない」と落ち込む方も少なくないはずです。
しかし、中古品を探す場合は、廃盤となってしまった人気のランドセルを購入できる可能性があります。新品を店舗で探す場合と比べると中古市場は選択肢の幅が大きく広がる点が魅力。選択肢が広がる分、理想の商品を手に入れやすくなるでしょう。
中古のランドセルを購入するタイミング
中古のランドセルは、小学1年生の入学時に購入するのが一般的。傷や使用感のない商品は、見た目から中古品とわからないため、安心して持たせられます。
入学時以外では、ランドセルが壊れたタイミングで中古品を購入するのも◎。何年も使うランドセルは、中〜高学年になると壊れてしまうことも少なくありません。しかし、残り数年間の小学校生活のために、何万円もする新品のランドセルを買い直すのは気が引けてしまうもの。中古のランドセルなら経済的な負担を大きく感じることなく購入できます。
なお、ランドセルが壊れた際は修理に出す選択肢もあるものの、故意や不注意による故障は無償修理の対象外である場合がほとんど。有償で修理に出す際は、お得な中古品に買い替える選択肢も検討しましょう。
無償で修理に出せる場合も、子どもの好みが入学時と変わっていれば、中古品への買い替えを検討するのがおすすめ。
大人にとって、ランドセルの買い替えは出費が発生するイベントのひとつですが、子どもにとっては新しいランドセルを入手するチャンス。入学時とデザインの好みが変わっている場合は、現在の好みに合わせてランドセルを購入することで小学校生活のモチベーションを高めてあげられます。
中古のランドセル購入時にチェックするべきポイント
中古のランドセルに対する不安を取り除くためには、「商品の状態」「サイズや機能性」「保証の有無」の3つを購入時にチェックすることが大切。以下では、中古のランドセル購入時にチェックするべきポイントを詳しく紹介します。
商品の状態
中古のランドセル購入時は、「使用済みかどうか」と「傷や汚れの有無」をチェック。使用済みの場合は、どのくらいの期間使ったかも確認しておくと安心です。
パッと見ただけでわかるような傷、汚れがある商品は避けるのが無難。インターネット上で購入する場合は、商品ページの画像を細かく確認しましょう。フリマアプリであれば使用状態を絞り込んだ商品検索ができるのでおすすめ。
サイズや機能性
ランドセルのサイズは、「A4フラットファイルサイズ」と「A4クリアファイルサイズ」の2種類があります。それぞれの内寸は下記のとおり。
サイズ | 内寸 |
---|---|
A4フラットファイルサイズ | 縦310mm 横233mm |
A4クリアファイルサイズ | 縦310mm 横223mm |
各サイズに大きな変わりはなく、横幅が1cm違うだけ。子どもの体格に合わせて選ぶと良いですが、サイズ選びに迷うなら、大きめのA4フラットファイルサイズを選ぶのが◎。
このほか、ランドセルの機能性もチェックしたいポイントです。例えば、防犯ブザー用フックや鍵引っかけフックの有無、ランドセルの鍵の開けやすさなど、機能性は商品によってさまざま。使用シーンを想像すると、必要な機能も把握しやすくなるでしょう。
保証の有無
購入後すぐの故障が心配なら、商品の保証の有無をチェック。通販サイトやフリマアプリから購入する際も、商品によっては保証がついている場合があります。
人気ブランドのランドセルも!中古品を購入するなら「楽天ラクマ」がおすすめ
中古のランドセルの購入先はさまざまですが、安心して購入したいなら「楽天ラクマ」からの購入がおすすめ。「楽天ラクマ」は多種多様な商品が出品されているフリマアプリで、ランドセルも出品されています。
「楽天ラクマ」からランドセルを購入する大きなメリットは、なんといっても商品購入時の安心感。「楽天ラクマ」の商品ページでは、商品の状態を画像や商品概要欄から細かく確認できます。
また、商品に関する不明点や心配な点は、出品者にコメント欄で質問が可能。商品に関する不安要素をなくしてから購入できます。出品されているランドセルの中には、保証がついた商品も。そのため、購入後の故障が心配な方でも安心です。
ちなみに、商品の購入時は楽天ポイントの利用が可能。中古のランドセルの購入を検討している方は、お得な「楽天ラクマ」でぜひ商品を探してみてください。
ランドセルの人気ブランド13選
ここでは、ランドセルの人気ブランドを13種類紹介。購入するランドセルが決まっていない方は、ぜひ商品選びの参考にしてください。
フィットちゃん
フィットちゃんは、軽量で使いやすい商品作りに定評のある人気のランドセルブランド。多くの方に購入されているおなじみのランドセルブランドであり、国内トップクラスの製造販売本数を誇ります。
フィットちゃんのランドセルは、ランドセルを背負ったときの負担の少なさが魅力。さまざまな工夫がなされた肩ベルトにより、肩への負担を大きく減らせます。また、背中にしっかりフィットする構造のおかげで重みを感じにくく、通学のしやすさも大きなポイント。メインポケットやサブポケットも十分な広さがあり、快適に荷物を出し入れできます。
元気いっぱいで活発な子、学校でのさまざまな活動に積極的な子におすすめ。
SEIBAN(セイバン)
100年以上の歴史を誇るランドセルブランドのセイバン。全国的にも有名なランドセル「天使のはね」を展開しているブランドで、毎年さまざまなランドセルを開発・販売しています。
天使のはねは、ランドセルと背中の密着度を高めつつ、重心が上がるような設計が特徴。高い位置で重心が安定するため、ランドセルの体感重量を減らせます。
遊び盛りの子どもが背負っても、故障したり、へたったりしにくい特別な構造。6年間にわたって、その品質と機能を維持します。
Fuwarii(フワリィ)
フワリィは、1948年からランドセルを作り始めたブランド。高品質な人工皮革を用いた「クラリーノランドセル」を業界で初めて発売したブランドでもあります。
そんなフワリィのランドセルは、軽量な設計が魅力。軽量モデルの重量は1kg未満で、体格の小さい子どもでも快適に持ち運べます。容量も大きく、タブレットやノートパソコンを無理なく収納可能。最近は多くの学校が学習用のタブレット端末を支給していますが、フワリィのランドセルならこうしたデジタル化にも対応できます。
鞄工房山本
鞄工房山本は、1949年創業のランドセルブランドです。本格的にランドセルを作り始めたのは1969年頃。鞄工房山本のランドセルは品質の高さが特徴で、多くのコンクールで賞を受賞しています。
品質の高さにつながっている要素のひとつが使いやすさ。メッシュ素材の時間割表ポケット、耐久性の高さ、ワンタッチのオートロック錠前など、子どもがストレスなくランドセルを使えるよう、さまざまな便利機能が搭載されています。また、万が一の怪我を防ぐため、ロック部分の金具の先端には保護材を設置。ランドセルの扱いに慣れていない小学1年生でも、安心して使えます。
土屋鞄製造所
土屋鞄製造所は、ランドセルをはじめとしてさまざまなカバンを展開する人気ブランドです。土屋鞄製造所のランドセルは、全体的に丸みのあるシンプルかつ斬新なデザインが特徴。給食袋をかける金具「ナスカン」も、ランドセルの雰囲気に合うようにデザインされています。
このほか、耐久性の高さも土屋鞄製造所のランドセルの魅力。側面の芯材には丈夫な二重構造を採用し、6年間使い続けても型崩れしません。また、負担のかかりやすい肩ベルトのつけ根は、ミシンをかけてから手縫いで補強。重い荷物を持っても安心して学校生活を送りたい子どもに最適です。
かるすぽ
小売事業を中心に行うイオン。総合スーパーやショッピングセンターでさまざまな商品を販売する企業として有名ですが、実はランドセルも販売しています。
イオンが展開する代表的なランドセルは「かるすぽ」というモデル名で、その名のとおり、軽々持ち運べる設計と荷物がすっぽり入る収納力の高さが特徴。授業内容によっては荷物が多くなる日もありますが、イオンのランドセルなら無理なく持ち運べます。
また、反射材がランドセルに取りつけられた設計。暗い道でも車や自転車のライトでランドセルが光り、子どもの存在を相手に知らせ安全性を向上させます。
このほか、子どもが気に入りやすいおしゃれな色使いも魅力。素敵なデザインのランドセルが、登校時の気分を盛り上げてくれます。
カザマランドセル
カザマランドセルは、60年間ランドセルを作り続けている老舗ブランド。もの作りへのこだわりがとても強く、熟練の技術を持った職人たちが手作業でランドセルを作っています。
デザインの中心となるリボンの型押しが魅力的なこのランドセルは、かわいいものが好きな子どもにぴったり。
カザマランドセルの商品は通気性の高さが特徴で、ランドセルを背負った際の蒸れを防止するため、背面や肩ベルトには特殊な素材を使用。この工夫により、蒸れが気になりやすい梅雨や夏の時期にも快適に登下校できます。
また、ランドセルを引っ掛ける際に便利なフックも搭載。それなりに大きさのあるランドセルは置き場所に悩みやすいですが、専用のフックがあれば壁にかけることができ、子ども部屋も片付きやすくなります。
池田屋
池田屋は1950年に創業したランドセルブランド。品質に対するこだわりの強さが特徴で、高いクオリティのランドセルを生み出し続けています。
人気の秘密はランドセルの耐久性の高さ。本体内部は独自構造で頑丈にし、側面は3種類の樹脂板で型崩れを防止し、さらに丈夫な牛革ベルトを採用することで、6年間安心して使い続けられるランドセルを実現しています。
また、思わぬ怪我を少しでも回避できるよう、ランドセルのサイドに設置された給食袋をかける金具「ナスカン」には「ぴかいちフック」を採用。
ぴかいちフックは強い負荷がかかると外れる設計の金具で、フックにかけている給食袋などが引っかかったり、巻き込まれたりした際の怪我を防げるので、活動的で荷物の多い子におすすめのランドセルです。
LIRICO(リリコ)
リリコは、デザイン性の高い商品を数多く展開するランドセルブランド。ブラックやレッドのシンプルなランドセルが多い中、目を惹くカラーと独特のデザインを採用したランドセルを展開し、一躍人気ブランドになりました。
こちらのランドセルは、深みのあるレッドに刺繍が施されたかわいらしいモデル。
内部一面には鮮やかな花柄を採用し、楽しく荷物を出し入れできます。カバーには荷物を出し入れしやすい半被せタイプを使用。ロックが下側にある一般的なランドセルと違って、わざわざ横に置かなくてもスムーズに開けられます。
個性を大切にする子なら、リリコのランドセルで学校生活が楽しくカラフルに。
ミキハウス
ミキハウスは、子ども向けファッションや小物、ランドセルを中心に展開するアパレルブランド。1971年に創業し、現在は世界的に有名なブランドへ発展しました。
ミキハウスのランドセルは、上品でシンプルなデザインが特徴。キラキラとした装飾がない分、デザインの好き嫌いが起こりにくいです。機能性にも優れており、暗い時間帯でも安心して出歩ける反射機能を搭載しているほか、背負いやすいフィットタイプの肩ベルトを装備。
世界的なブランドが販売する商品もあり新品価格は安くありませんが、中古品ならお得に入手できます。
シンプルで上品なデザインを好む子どもがミキハウスのランドセルを背負えば、学校生活をエレガントに彩ること間違いなし。
神田屋鞄製作所
神田屋鞄製作所は、1951年創業のランドセルブランド。創業からずっとランドセルを作り続けており、高品質な数多くのランドセルを世に送り出してきました。
こちらのランドセルは、神田屋鞄製作所が展開する「カルちゃんランドセル」と呼ばれるモデル。カルちゃんランドセルは型崩れのしにくさが特徴で、耐荷重テストで70kgの押圧にも耐えるほど丈夫です。
安全対策に役立つ360°反射機能も装備。雨や雪の降る薄暗い日や、秋〜冬の日照時間が短い時期でも、安心して下校できます。年間を通じて安全に通学してほしい、という想いを神田屋鞄製作所のランドセルが叶えてくれるはず。
mezzo piano(メゾピアノ)
メゾピアノは、子ども向けファッションやランドセルを展開する人気ブランド。かわいらしいデザインの商品を中心に取り扱っています。
イチゴ柄の刺繍をカバーや内部にほどこしたこちらの商品は、かわいらしいデザインが好きな低学年の子どもから特に人気。入学式でも、周囲の目を惹くでしょう。
素敵なデザインはクラスメイトとの会話のきっかけにもなり、友だち作りに役立ってくれるかも。メゾピアノのランドセルは可愛らしくて目立つランドセルを好むお子さんにぴったりです。
adidas(アディダス)
世界的なスポーツブランドであるアディダスは、ウェアやシューズなどスポーツに関するアイテムだけでなく、ランドセルも販売しています。
こちらの商品は、アディダス2019年モデルであり、スポーツが好きな子どもに大人気のランドセル。外側はブラック、背中の部分にはイエローをあしらったデザインが印象的です。本体素材には丈夫で軽い人工皮革のクラリーノFを採用しており、6年間しっかり長持ち。
アクティブな子どもにぴったりのランドセルで、学校生活を元気に活発にサポートしてくれます。
まとめ
中古のランドセルは、予算の余裕が少ない方でも豊富な選択肢から子どもに合った商品を選べるところが大きな魅力。ランドセルは長く使うものなので、商品の状態や機能性は購入前にしっかり確認しておきましょう。
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