デニムジャケットは男女問わず高い人気を誇る、定番のアウターです。
デニム生地特有の素材感を活かし、かっこ良いスタイルから可愛らしいスタイルまで、幅広いファッションを楽しめます。
この記事では人気ブランドのデニムジャケットからおすすめのアイテムを厳選し、メンズ・レディースに分けて紹介します。
後半ではおしゃれなコーデのコツも解説するので、デニムジャケットの購入を検討している方や、着こなし方を参考にしたい方などはぜひご覧ください。
1930年代から続く伝統、デニムジャケットの魅力とは
流行の波はあるものの、幅広い年齢層において根強い人気を誇るデニムジャケット。
「Gジャン」とも呼ばれるデニム生地から作られたアウターであり、1930年代に現在のリーバイス(LEVI’S)により、労働者の作業着として開発されたのがルーツといわれています。
現在、各ブランドから販売されているデニムジャケットの中には、リーバイスがこれまで作ってきたモデルから大きく影響を受けているものも少なくありません。
デニムジャケットはたくさんの魅力を持っていますが、1年のうち夏を除くほとんどの季節で着られる点もそのうちのひとつです。
幅広いボトムスと相性が良く、ワイルドなコーデ、クールなコーデ、カジュアルなコーデ、可愛らしいコーデなど、多彩な着こなしを楽しめます。
使い込むほどに味わいが出てくるのも、デニム生地ならではの面白さです。
デニムジャケットの選び方を3つのポイントに分けて解説
インスピレーションで選ぶのも悪くはありませんが、選び方のポイントを押さえることで、より自分に合ったデニムジャケットを手に入れやすくなります。
以下では、デニムジャケットを選ぶ際に注目したいポイントを解説します。
色は濃いめを選ぶと失敗しにくい

ブルー・ブラック・ブラウン・ホワイトなど多彩な色があるデニムジャケットは、色選びが非常に重要です。色の濃淡やダメージ加工も、全体の印象に大きく影響します。
「デニムジャケットっぽさ」が強いのはブルーです。それ以外の色は、より小慣れた印象が強まります。
また、コーデに自信がない場合や、どんなコーデにしようかと迷っている場合は、色が濃いデニムジャケットがおすすめです。
トップスに濃い色のものを用いると、ボトムスは淡い色でも濃い色でも、どちらにでもマッチします。全体の印象も引き締まり、まとまりの良い、洗練された印象に仕上がるでしょう。
サイズはジャストorオーバーからお好みで
デニムジャケットのサイズを選ぶ際は、自分の身体に対してジャストサイズのものを選ぶか、もしくはオーバーサイズのものを選ぶか、好みで決めましょう。
ジャストサイズのデニムジャケットは、身体のラインをすっきりと見せてくれます。オーソドックスなスタイルであり、流行に影響されにくく、初心者がコーデしやすい点もメリットです。
ジャストサイズなだけに厚手のインナーを着にくくなりますが、逆にデニムジャケットをインナーとして使う着こなし方もできます。
一方、近年流行しているのはオーバーサイズのデニムジャケットです。自分の身体に対して1サイズ、あるいは2サイズ程度大きいものを選ぶ人が増えています。
抜け感のある小慣れた印象を与えられる点や、インナーの選択肢が多く幅広いコーデを楽しめる点も、オーバーサイズの良いところです。
デザインには「1st」「2nd」「3rd」と呼ばれる型がある
現在はさまざまなデザインのデニムジャケットが販売されていますが、じつはそれらのデザインのもととなる型が存在します。それは、リーバイスがこれまでに作ってきた「1st」「2nd」「3rd」と呼ばれる3つのモデルです。
1st |
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1936年に登場した「506XX」のことであり、通称「ファースト」と呼ばれるモデル。左胸だけにフラップつきのポケットを備えている。 プリーツ(ヒダ)を設けた動きやすい設計や、背中の腰のあたりに「バックシンチ」と呼ばれるアジャスターが備わっているのも特徴的。 1stのスタイルを踏襲したデニムジャケットは、現在「TYPE I トラッカージャケット」の名で販売されている。 |
2nd |
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1953年に登場した「507XX」で、通称「セカンド」。基本的な設計は1stを踏襲しつつ、フラップつきのポケットを両胸に配置した。 腰の中央部にあったバックシンチを廃し、裾の両側にサイズ調節用のベルトを設けることにより、フィット感の調節がより簡単になった。 現在も「TYPE II トラッカージャケット」の名で販売されている。 |
3rd |
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1967年に登場した「557XX」で、通称は「サード」。プリーツがなくなり、代わりに胸のポケットまで伸びるV字型の切り替えが採用された。 それによって立体的な造形になり、近代的でバランスの良いシルエットに変わった。リーバイスでは「TYPEⅢ トラッカージャケット」の名で販売を続けている。 現在多くのブランドから販売されているデニムジャケットは、このサードのスタイルがもとになっているとされる。 |
あくまで自分が気に入ったものを選ぶのが一番ですが、それぞれの型の特徴を知ったうえで選んでみるのも面白いものです。
デニムジャケットおすすめ8選!メンズ&レディース
ここからは、デニムジャケットのおすすめモデルを紹介します。どのようなスタイルを実現したいのかをイメージしつつ、前半で解説したポイントをもとに選びましょう。
メンズのおすすめデニムジャケット4選
まずはメンズ向けのデニムジャケットをピックアップします。

リーバイス(LEVI’S) VINTAGE CLOTHING 1953モデル TYPE II トラッカージャケット RIGID 705070062
1953年からの伝統を守るデニムジャケットであり、縦に走るプリーツやステッチが個性的な逸品。丈の短いスタイルと、濃いインディゴに染められた色合いにより、引き締まった雰囲気があります。

ディーゼル(DISEL) D-Barcy-T A06167007E5
裏地のボアにより保温性が高められたデニムジャケットで、寒い時期にもワイルドなファッションを楽しみたい方におすすめです。適度にゆとりのあるシルエットで、さまざまな服との重ね着を楽しめます。

ユニクロ(UNIQLO) デニムジャケット 425420
長い歴史を持つ有名デニム生地メーカー「コーンデニム社」の素材により作られた一着。ストレッチ性のある生地が採用されており、快適な着心地をもたらします。
「2nd」のスタイルを踏襲したクラシカルな雰囲気を、お手頃な価格で味わえる商品です。

リー(Lee) カバーオールジャケット LT0659
丈が長くゆったりとしたシルエットで、抜け感のある雰囲気を作り出せるデニムジャケット。カラー展開が豊富で、濃色系のモデルは男らしい印象を、淡色系のモデルはやさしげな印象をプラスしてくれます。
レディースのおすすめデニムジャケット4選
続いて、レディース向けのデニムジャケットのおすすめを紹介します。

ユニクロ(UNIQLO) デニムショートジャケット 456090
ショート丈のすっきりとしたフォルムが特徴で、脚を長く見せたい方におすすめのアイテム。肩を落としてゆとりを持たせ、今流行りのコーデにも取り入れやすいスタイルに仕立てられています。

ジーユー(GU) デニムボリュームスリーブジャケット 345588
袖に4本のタックを取り入れることで、ふんわりとしたボリューム感のあるシルエットになったデニムジャケットです。クールでかっこ良いファッションから、ガーリーなファッションまで、幅広い組み合わせに活用できます。

アズール バイ マウジー(AZUL BY MOUSSY) ノーカラーデニムジャケット 250FSC10-029J
フリンジのあるデザインが印象的な、襟なしタイプのデニムジャケット。首を美しく強調し、大人のセクシーな魅力を引き出してくれます。
厚みのあるデニム生地と、ゆとりのある作りにより、肌寒い時期のアウターとしても役立つ一着です。

クラシカルエルフ(Classical Elf.) ゆるビッグシルエットのコットン&デニムジャケット CLA64013
昨今のトレンドであるオーバーサイズのデニムジャケットで、少し脱力した大人っぽいコーデに最適です。袖を捲って腕を細く見せたり、いわゆる萌え袖にして可愛らしく見せたりと、自由なスタイルで魅力をアップできます。
間違えるとダサい着こなしに?上手なコーデのテクニックを解説

デニムジャケットは、それ自体の主張が強いアウターです。
どのように着るのかはあくまで個人の自由ですが、着こなしによっては思ったとおりのイメージにならない場合もあります。
以下でご紹介するコーデの例を参考にし、小慣れた雰囲気を出して上手に着こなしましょう。
メンズのおしゃれなコーデのポイント
デニムジャケットに黒のタイトなパンツを合わせるコーデは定番です。またインナーに明るい色のボーダーTシャツを取り入れると、野暮ったさが出ずキレイにまとまります。
デニム・オン・デニムにしたい場合は、ゆったりしたデニムジャケットと、ワイドなジーンズの組み合わせがおすすめです。カチッとしすぎないラフな印象を与えられ、余裕のある大人っぽいスタイルが完成します。
ほかには、パーカーをインナーにし、オーバーサイズのデニムジャケットを重ねるのもおしゃれな着こなし方です。
デニムジャケットは、袖を捲ったり肩を落として着たりすることで、小慣れた雰囲気を演出できます。
レディースのおしゃれなコーデのポイント
デニムジャケットはスカートとの相性が良いアイテムでもあります。
例えば、タイトなスカートにオーバーサイズのデニムジャケット合わせれば、大人っぽい印象に。ボリューム感のあるロング丈のスカートに、ジャストサイズのデニムジャケットを合わせると、スタイルが良く見えます。
さらにインナーとして透け感のあるタートルネックを選ぶと、華やかさが一段とアップします。アクティブな雰囲気が好みなら、ボリューム感のあるシューズを取り入れましょう。
チェック柄など、派手めのワンピースにオーバーサイズのデニムジャケットを羽織るのも、手軽にできるおしゃれなコーデです。
まとめ
デニムジャケットは、着こなし方によりさまざまな雰囲気を作り出せるアイテムです。だからこそサイズ感や色、理想のスタイルなどを考えて選ぶ必要があります。
ただし、かっこ良いと思って買っても、いざ着てみると「思っていた雰囲気と違う」と感じる場合もあるでしょう。
そのため違うシルエット、違う色のデニムジャケットを、何着か試してみるのが理想的です。
新品を何着も買うのは金銭的な負担が大きくなりますが、フリマアプリを活用すれば、負担を軽減しながらさまざまなコーデを試すことができます。
「楽天ラクマ」ではリーバイス(LEVI’S)やディーゼル(DIESEL)など有名ブランドのデニムジャケットが低下より安く出品されていることがあります。
デニムジャケットの状態が気になる場合は、出品者にコメントで質問することも可能です。ぜひ一度、どのような商品が出品されているかチェックしてみてはいかがでしょうか。