スーツケースはサイズや素材、デザイン、重量などの特徴が各商品で大きく異なるため、どの商品を購入するべきか悩むことが多いです。
特にサイズは機内にスーツケースを持ち込めるかどうかに影響する重要な要素なので、旅行時に飛行機で移動する場合は慎重に選ばなければいけません。
この記事では、スーツケースの選び方のポイントを詳しく解説します。おすすめのスーツケースも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
スーツケースの選び方7つのポイント
スーツケース選びの際は、下記7つのポイントに注目しましょう。
- 旅行の日数に合わせてサイズ(容量)を選ぶ
- 無理なく持ち運べる重量の商品を選ぶ
- 自分の好みに合わせて素材を選ぶ
- スーツケースの開け閉め方法で選ぶ
- 開けやすさやセキュリティを考慮して鍵の種類を選ぶ
- 使い勝手の良さで選ぶ
- 旅行をより楽しみたいならデザインにもこだわって選ぶ
上記の基準に沿ってスーツケースを探すと、自分に合った理想的な商品を見つけやすくなります。以下で各ポイントの詳しい内容を見ていきましょう。
旅行の日数に合わせてサイズ(容量)を選ぶ
スーツケースのサイズは、旅行の日数に合わせて選ぶのが基本です。旅行の日数に応じたサイズの目安は下記のとおりです。
旅行の日数 | スーツケースのサイズ(容量) |
---|---|
日帰り | 〜40L |
2〜3日 | 40〜60L |
4日〜1週間 | 60〜90L |
1週間〜10日 | 90〜100L |
10日〜2週間 | 100〜110L |
2週間以上 | 110L〜 |
もちろん、荷物の量によってスーツケースの理想的なサイズは異なります。サイズ選びに悩む場合は上記を目安にしつつ、自分の荷物の量も考慮したうえで選ぶと良いでしょう。
また、旅行時に飛行機を利用する場合は、機内に持ち込めるサイズかどうかもチェックしましょう。スーツケースを機内に持ち込んでおけば、ターンテーブルで自分の荷物を探す手間や時間を省けます。
なお、一般的な国内線・国際線の機内持ち込みサイズは、縦・横・奥行きの3辺の合計が115cm以内と決められています。海外の主要な航空会社も、約115cm以内に定めているケースが多いです。
ただし、機内の席数が少ない場合は、持ち込めるサイズが100cm以内までに制限されることがあるため注意してください。具体的なサイズの制限は、利用する航空会社の公式サイトで事前にチェックしましょう。
無理なく持ち運べる重量の商品を選ぶ

スーツケースはキャスターを引いて運ぶのが一般的ですが、階段を昇降時や段差のある道を歩くときは、一時的にスーツケースを持ち上げて運ばなければいけません。スーツケースを持ち上げるのは予想以上に労力がかかるため、重すぎる商品は避けましょう。
また、飛行機を利用するなら、無料手荷物許容量を超えないかという点もチェックしたいポイントです。
一般的な航空会社では、無料で預けられる荷物の重さに制限を設けています。重さの制限は航空会社によって異なりますが、普通席の場合は20kgまで無料としているケースが多いです。
スーツケースの重量が規定を超えている場合は、荷物を預ける際に重量超過手荷物料金が発生します。旅行の支出を抑えたい方は、荷物の量を考慮したうえで重量を20kg以内に収められるスーツケースを選びましょう。
なお、あまりにもスーツケースが重すぎると、荷物として預けられない可能性があるので気をつけてください。
自分の好みに合わせて素材を選ぶ
スーツケースは、使われている素材によって「ハードタイプ」と「ソフトタイプ」の2種類に分けられます。それぞれメリットとデメリットが異なるため、自分の好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
ハードタイプは、主にABS樹脂やポリカーボネートなどのプラスチック樹脂が素材に使われているスーツケースです。頑丈で衝撃に強く、荷物をしっかり守れるメリットがあります。
ただし、ソフトタイプに比べると重さがあるので、体力に自信がない方だと持ち運びに苦労するかもしれません。
一方、ソフトタイプは、主にナイロンやポリエステルを素材としたスーツケースです。重量が軽くて持ち運びやすいうえ、布製なので外装が割れる心配がありません。
しかし、衝撃に対してはそこまで強くないため、割れ物や精密機器の持ち運びは慎重に行う必要があります。
スーツケースの開け閉め方法で選ぶ
スーツケースの開け閉め方法は、「フレームタイプ」と「ファスナータイプ」の2つがあります。
フレームタイプは、開け閉めをする部分が硬い素材で作られているタイプです。保安性に優れているため、セキュリティ面が心配な方には特におすすめです。外部からの衝撃に強いので、割れ物をはじめとしたデリケートな荷物を運ぶのにも適しています。
一方、ファスナータイプは、開け閉めをする部分が布で作られているスーツケースです。フレームタイプに比べると耐久性には欠けますが、その分重量が軽いメリットがあります。また、サイズの小さい荷物なら、ファスナーの一部分を開けるだけで出し入れができます。
開けやすさやセキュリティを考慮して鍵の種類を選ぶ

スーツケースの鍵の種類は各商品で異なります。鍵の種類によって開けやすさや使い勝手は変わってくるので、自分に合ったものを選びましょう。一般的なスーツケースに付いている鍵の種類は下記のとおりです。
鍵の種類 | 特徴やメリット |
---|---|
ダイヤルロック式 | ・ダイヤルを回して施錠、解錠するタイプの鍵 ・暗証番号を覚えていれば解錠できるため、キーを持ち歩く必要がない |
キーロック | ・キーを使って施錠、解錠するタイプの鍵 ・暗証番号忘れによる解錠トラブルが起きない |
ハイブリット式 | ・ダイヤルロックとキーロックの両方が搭載された鍵 ・セキュリティ性が高く、盗難の不安を軽減できる |
TSAロック | ・アメリカ国土安全保障省の運輸保安庁から認定を受けた鍵 ・鍵を施錠して荷物を預けられる |
なお、海外旅行に行く場合は、TSAロックが付いたスーツケースがおすすめです。
国によっては空港で荷物を預ける際、セキュリティ上の観点からスーツケースの鍵を施錠しないよう案内をしています。鍵を施錠したままスーツケースを預けると、職員が荷物を検査する際に鍵が破壊されてしまう可能性があります。
しかし、TSAロックなら空港の職員が専用の合鍵を持っているため、施錠した状態でスーツケースを預けても鍵を破壊される心配がありません。
使い勝手の良さで選ぶ
スーツケースを選ぶ際は、使い勝手の良さにも注目しましょう。特にスーツケースに付いているキャスターの数は使い勝手の良さに影響しやすいポイントなので、必ずチェックしたいところです。
スーツケースのキャスターは2輪、または4輪タイプが主流です。2輪タイプはキャスターのサイズが大きく、凸凹とした道でも安定して運べます。舗装されている道が少ない地域に足を運ぶ際は、特に重宝するでしょう。
一方、4輪タイプはキャスターの数が多い分、平らな地面でスーツケースを持ち運ぶ際に労力を抑えやすくなるメリットがあります。ほとんどの道が舗装されている都会に足を運ぶ場合や、建物の中で移動するシーンが多い場合に適しています。
このほか、スーツケースの固定に役立つキャスターストッパー、容量を調整できるエキスパンダブル機能など、付帯する便利機能の有無をチェックしておくと使い勝手の良い商品をより探しやすくなります。
旅行をより楽しみたいならデザインにもこだわって選ぶ
スーツケース選びでは、デザインも大切な要素です。好みのデザインのスーツケースを選ぶことで気分が上がり、より楽しく旅行を満喫できます。
スーツケースは単色カラーやグラデーション、柄付きなど、さまざまなデザインのモデルが販売されています。スーツケースの候補がいくつかある場合は、デザインを中心に選んでも良いでしょう。
また、自分の個性を出したい方は、スーツケースにステッカーを貼ってアレンジするのもおすすめです。デザイン性が向上するのはもちろん、ターンテーブルに流れる荷物から自分のスーツケースを見つけやすくなるメリットがあります。
おすすめのスーツケース10選!機内持ち込みできるサイズの商品も
スーツケースの選び方を把握していても、簡単に理想の商品を見つけられるとは限りません。スーツケースは種類がとても多いため、どの商品を購入するか悩むこともあるでしょう。
ここからは、商品選びに悩んでいる方に向けておすすめのスーツケースを10種類紹介します。機内持ち込みが可能なサイズのスーツケースも紹介するので、旅行時に飛行機を利用する予定の方はぜひ参考にしてください。
まとめ
スーツケースは5年、10年と長く使う商品なので、できるだけこだわって選びたいところです。選ぶ際はサイズや重量、機能性、デザインなどを比較し、自分が「これだ」と思える商品を購入しましょう。
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