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趣味から始めたハンドメイド作品の出品。子育てと両立して1年でお給料の2倍を売り上げた話

公開日:2020.11.12更新日:2020.11.12

あすかさんが作成したハンドメイド作品

簡単な作業でお小遣い稼ぎができたらいいな、なんて思っていませんか?
今回は、1歳のお子さんの育児をしながら楽天「ラクマ」(以下ラクマ)でハンドメイド作品の出品に挑戦し、1年で本業のお給料の2倍を売り上げているあすかさんのストーリーです。

メインの作品は、ケーキトッパーなどウッド作品

—— 今日はお忙しいところ、ありがとうございます。まずは、あすかさんが出品されているハンドメイドの作品について、お聞かせください。
デザインにこだわった木製のケーキトッパーやフラッグガーランド、ウッドレターなどを出品しています。
—— アイテムについて、どのようなものなのかご紹介いただけますか。
ケーキトッパー ケーキトッパーはバースデーケーキなどに立てるデコレーションアイテムのことです。「Happy Birthday」などのフレーズを切り出しています。キャンドルや紙製のケーキトッパーに比べると、長期にわたって保管できます。せっかくのお誕生日のお祝いですから、記念として残せるのがいいなと思って、木製で作っています。 フラッグガーランド フラッグガーランドは旗や小物などを吊るした長いひも状の飾りのこと。
ウッドレター ウッドレターは数字やアルファベットを切り出した飾りです。どちらも木製なので、何度も使うことができます。

お誕生会用の飾りを見て「私でも作れそう!」から始まった

—— お誕生日や記念日に利用するアイテムなんですね。これをハンドメイドされるようになったのは、どんなきっかけがあったのでしょうか。
去年(2019年)の夏頃、育休中だったのですが、だんだん子どもに手がかからなくなってきて、何かを作りたいなぁと思っていました。ちょうど甥っ子のお誕生日会の準備をするのにInstagramで検索して、そういった飾りを見つけました。そこで作り方などいろいろ調べたら「私でも作れそう!」と感じて、甥っ子の名前をかたどったケーキトッパーを作ったのがきっかけです。

ひらめきを実現したレーザーカッター

—— 木からきれいに切り出すのは、意外と難しいのではないですか。
レーザーカッターで木を切り出す様子 レーザーカッターを使うと、いとも簡単に切り出せるんです。レーザーカッターのことは漠然と知っていたので、YouTubeで検索して映像を見ながら基本的な作業方法や工程を確認。次にレーザーカッターがレンタルできる工房を何カ所かピックアップして、早速試作をしに行ってみました。 イラストレーター(ソフト)でデータを作る様子 レーザーカッターは、イラストレーター(ソフト)で作ったデータを機械に入れて、ボタンを押すだけ。工房での作業自体はとても簡単なんですよ。
—— でもレーザーカッターと聞くと、とてもハードルが高いように感じますよね。
そうですね、レーザーカッターがレンタルできるところも少ないので、手軽にできるという感じではないかもしれません。
私の場合は育休中で、しかも子どもに手がかからなくなってきて時間がありました。そのうえ、もともと「作る作業」が好きで、興味が膨らむとどんどん作りたくなってしまいます。調べながら試行錯誤して作っていくのが楽しくて。だからできたのかもしれません。
今はパソコン関係の仕事をしていますが、出産前はパティシエとネイリストでしたから(笑)。

出品は、大量にできた試作品販売から

—— そこからどのようにして出品につながっていったのでしょうか。
甥っ子家族にはとても喜んでもらいました。最初はそれで満足して売るつもりはなかったんですが、実は効率よく作る方法を試しているうちに、試作品がたくさんできたんです。「これどうしよう?」と思って、試しにフリマアプリを利用して出品してみたら、スッと売れて……。「これ売れるかも……」と少し手ごたえがあったのと、育休中ということもあって、最初は趣味程度にと思って始めました。
—— 最初は趣味だったんですね!
はい、そうなんですが、意外と反響がありまして……。徐々に趣味の範疇を超えていきました。

効率の良い作業だから、子育てと両立できる

—— そうすると、子育てと出品の両立が大変ですよね。
そうですね。フリマ出品するにあたり、いったんは自分の結婚式用に作ったようなタペストリー(壁飾り)や、スタイ(よだれかけ)も考えたのですが、手作業で作るため時間の確保が難しい。特にタペストリーは手描きなので一度始めたら中断できません。
その点、いま出品しているアイテムは、レーザーカッターのある場所まで行って、子どもを抱っこしていてもボタンを押すだけで作業は進みます。
家でやる仕事と言えば、写真撮影、デザインデータの作成、そして発送作業。これは子どもが寝てからでも十分できますし、中断して再開してもまったく問題ありません。
子育て中の私には、この効率の良さが出品と育児を両立するうえで重要なポイントです。

コロナ禍でも重宝されたあすかさんの作品

—— そうやって順調に、売り上げを伸ばされたんですね。
そうですね、作れば作るほど、右肩上がりで売り上げは伸びていきました。
今年の春からのコロナ禍にあっても影響はありませんでした。多くのママさんたちは、ステイホームのなか写真館でお子さんの写真を撮ることができないので、自宅で写真を撮っていたようです。そんな時に私の出品アイテムを重宝していただきました。そのためその数カ月間も売り上げが落ちるどころか、上向きでした。
ただ、今年の7月で育休が終わり本業に復帰したので、今はまた時間の確保が難しくなっています。

両立の秘訣は1日のスケジュール管理

—— そのなかで工夫されていることなどはありますか?
一日のスケジュールをきっちり決めること、できないことはしないことです。
コロナ禍の最中、あまりに忙しくなり、子どものことに手がまわらなくなったことがあったんです。その時子どもは「ママいやいや期」になり、パパが子どもの面倒を全面的に見ることになってしまいました。そんななかでも出品すればしただけ売れるとは思いますが、それでは本末転倒なので、今は子育てをおろそかにしないようにきっちり時間を決めて、子どもが寝た後の時間を活用するようにしています。

お客様の反応とコミュニケーションがモチベーションに

—— そんな風にがんばっていけるモチベーションはなんでしょうか?
出品開始とともに、Instagramを宣伝ツールに使っていたんです。とにかく無名なので、まずは知ってもらうことが大事ですから、「何名様にプレゼントするのでこのポストを宣伝してください」というようなプレゼント企画から始めました。
するとある時から、お客様がご自分のInstagramで紹介してくれるようになり、それがものすごくモチベーションになりました。
私が自分の手元で作って、それを自分で梱包して、手書きで宛名を書いて送った先のお客様が、お子様の1歳の大切な記念日に使ってくれている。その様子を見られて、すごくうれしかったんです!
また、Instagramにアップされるお客様の飾り付けがとても参考になるので、新しい作品作りにとてもプラスになりました。
—— 現在はどんなことがモチベーションになっていますか?
ひとつ目はお客様からInstagramにアップされる投稿数の増加です。
ふたつ目は、リピーター様の増加ですね。最初は下のお子さんの1歳のお誕生日、良かったから上のお子さんの5歳のお誕生日にもというように、多い方は5~6回買ってくださっています。 ハロウィンなどのイベント作品 そしてもうひとつ、リピーター様が増えるとやり取りも増えます。そういったお客様とのコミュニケーションや、作品を使える記念日、ハロウィンなどのイベント作品を楽しみにしてくださっているというお声なども大きなモチベーションになっています。

やりとりは感謝、気配り、そして丁寧に

—— そういったお客様とのコミュニケーションややりとりの中で気をつけていることはありますか?
丁寧にするように心がけています。
まず、自分の名前を名乗ること。匿名配送にはしていますが、名乗ることで安心感を持っていただけたらと思うので、名乗ってご挨拶をします。そして数多い中から選んでいただいた感謝の気持ちは必ずお伝えします。

それから、木製の作品なので、破損や足りないパーツがあった際には必ず対応しますというようなことをきちんと文章でお送りします。
また余裕があればその方へ個別のメッセージを添えるようにしています。

扱っている作品は記念日などで使われることが多いので、お使いになる日までに届くことが大前提です。
そのため発送に関しても、お使いになる日までの日数を確認したり、速達を提案したりしていますし、発送先の間違いがないようにトリプルチェックをしています。

写真は埋もれず、かぶらずにがコツ

—— ところで、あすかさんのページの写真がとてもきれいに撮影されていますが、なにか工夫されていますか?
ラクマでの販売ページのキャプチャ 写真は何パターンか撮影して、ラクマの一覧のなかでも目立つように、またほかの作品とレイアウトがかぶらないように気をつけています。でも皆さん、撮影がお上手なので、けっこう埋もれてしまうことがあります(笑)。
—— アンティーク調やシックな雰囲気、ケーキもかわしいいし、目に留まりやすいですよね。
もともとアンティーク小物が好きで集めていました。最初はそんな小物を並べ過ぎて写真の中がごちゃごちゃしちゃって。結局はシンプルが一番ということに気づいて今のような写真になりました。 ケーキトッパー ケーキトッパーは最初の頃はケーキに挿して撮影していなかったのですが、挿したほうがどんな作品か伝わりやすいし、大きさのイメージもわくのではないかと思い、このようにしてみました。イメージをつかみやすいというのも購入していただくうえで大切な要素ですよね。
—— 写真やデータの作成、レーザーカッターのレンタルなど、初期費用や設備投資についてはご苦労されましたか?
私が始めたときの設備投資はほぼゼロです。パソコンは家にありましたし、イラストレーター(ソフト)は主人が持っているのを使用しました。電気代のみですね(笑)

一方で、原価としてレーザーカッターの使用料と材料費(板)がありますが、レーザーカッターの使用料がわりと高いんです。
でも「作るのが好き」というだけではモチベーションが維持できないので、それなりの原価率を考えて販売価格を決め、納得のいく利益をあげるようにしています。

趣味でお小遣い稼ぎのつもりが、お給料を超えた!

—— ハンドメイド作品を出品するあすかさんにとって、そういった納得のいく利益は、最大の魅力になりますか?
私がこのウッド作品を出品するうえで一番の魅力は、一度に大量の作品を準備することができるということです。それを自宅にストックして、子どもが寝た後に、大量に注文があっても対応できる、梱包するだけで翌日発送ができます。
そういう効率化が図れるところが最大の魅力です。

お金のことになりますが、私が出品しているものは小さいもので900円の作品になり、そのくらいの価格が一番売れやすいんです。そこであげる売り上げは私が会社勤めでもらうお給料の2倍くらいです。私は今、ダブルワークしていますが、私の経験上からも子育てをしながらそれくらいの収入があるのは我ながらすごいと思っちゃいます。

大切なのは、マーケティングとニーズの見極め

—— 成功の秘訣はなんだと思いますか?
私自身はマーケティングが大切だと思っています。
今流行っているものを見極めること。積極的な購買層を見つけること。

たとえば、Instagram世代のお母さんたちは、写真や記念のものだったりと、小さいお子さんにお金をかけます。これが、お子さんが10歳くらいになると、だんだんそういった部分にお金をかけないようになります。
また、ウエディングなどの一生に一度のことでは、やはりお金をかけます。

そういった需要のあるところ、何に対してどれだけのお金をかけることができるのかをきちんと見極めたほうがいいと思いました。
私の場合は、ベビー市場にうまく乗れたことが売り上げにつながったと思います。

とばいえ、私はマーケティングをそれほど厳密にしているわけではありませんし、実際今は時間がないという現状もあります。でも、マーケティングをきちんとして、出品する時間なども見極めることで、より確実に売り上げを伸ばしていけるだろうと確信しています。

操作性の良さと手数料の安さがラクマの魅力

—— 複数あるフリマアプリの中で、ラクマを使う理由は何でしょうか?
ラクマでの取引ページのキャプチャ アプリについては、マイページの操作がとてもわかりやすく使いやすいです。
たとえば、他のアプリだと出品した作品が、出品した日の新しい順に並んでいて、最新の注文は探さないといけないんです。それだと、お客様との取引が埋もれてしまっていないかと心配になりますが、ラクマは購入されると一番上に表示されるようになっているので、最近売れた作品がすぐに見つけられます。そのおかげでラクマでは安心して出品ができます。

またラクマのマイページでは、作品のステータス表示が、作業が必要なものは赤色に、不要なものは白色になります。直感的に作品の状況を色で把握できるため、管理がとてもしやすいです。

あとは、手数料が安いこと。それは私がラクマで一番気に入っている点です。

そういった理由で、Instagramから誘導する場合、多くの人はたくさんのリンクを貼っていますが、私はラクマだけにしています。
購入者の方を見ると評価数ゼロの方が多く、私のInstagramを見て、私の作品を購入するためにわざわざアプリをインストールして、購入してくださっているようで。本当にうれしいことです! 
—— 今日はありがとうございました。
身近な出来事がハンドメイド作品の出品につながったあすかさんのお話、いかがでしたか?
読者の皆さんのまわりにも、アイディアや素材がきっとあふれているはずです。
まずは始められそうなハンドメイド作品を見つけてみましょう!

取材・文/杉本多恵